2025 新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては健やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。
昨年一年間、クリニックとクリニックスタッフが大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
さて2024年を振り返ってみますと、さまざまな事件や出来事がありました。1月は元旦にマグニチュード7.6の能登半島地震が起き、2日には日航機と海上保安庁機が羽田空港で衝突事故を起こしました。2月は小林製薬の「紅麹」サプリで健康被害が発覚、4月には自民党の政治献金問題で議員39人が処分されました。7月には20年ぶりに新紙幣が発行され、パリ五輪では日本選手団がメダルラッシュに沸きました。そして6〜8月にかけて記録的な猛暑が続き、夏の平均気温が過去最高タイとなりました。秋には米大リーグの大谷翔平選手がメジャー史上初の「50本塁打、50盗塁」を達成し、2年連続MVPを獲得しました。9月に石破首相が誕生し、10月の衆院選で与党が大敗、11月には内部告発問題で失職した兵庫県知事が出直し選挙で再選を果たしたという出来事もありました。以上がざっと私の心に残った事件や出来事でしたが、皆さんはいかがでしたでしょうか。
さて医療の方はどうだったでしょうか。昨年は新型コロナウイルス感染症は、全体的に感染状況は落ち着いていましたが、やはり人の移動が多くなる冬と夏には流行のピークが見られました。また、インフルエンザは、昨年は一昨年のような夏場の流行は見られなかった代わりに、11月から急激に増加を始めており、年明けの時点でもさらなる広がりを見せています。そしてもう一つ、昨年は8年ぶりにマイコプラズマ感染症が大流行し、夏から冬にかけて肺炎を起こしてくる患者さんが増えました。当院でも何人かの患者さんを診療させていただきましたが、流行は今もまだピークを過ぎていないようですので高熱と咳が続く場合は注意が必要です。
当院では、このような感染症の患者さんに対し、感染予防策を続けながら、適切なタイミングで検査を行い、診断・治療に繋げるよう心がけています。そして慢性疾患などで通院中の一般の患者さんには、感染症の患者さんとは時間的・空間的分離を十分配慮しながら診療をしています。これからも、引き続き地域の皆様の健康に貢献できる医療機関であるよう、スタッフ一同力を合わせて精進してまいりたいと思います。
最後に、今年が皆様にとって健康で平和な一年になりますよう祈念して新年のご挨拶といたします。

院長 吉村 彰